オタク、腐女子、夢女子、ジャニオタ、他にも色々な形や名称があるけど、共通して言えるのは、身近ではない人、キャラに愛を注いでいる点だと思う。
そして次元や種別が違ったとしても、基本的に愛で方や、ときめき方は同じだ。
二次元だから出てこないじゃん!vsステージから降りてこないじゃん!
になっているのも見かけるが、次元なんて関係ないのだ。二次元は画面から出てこないが、三次元は存在はしていても基本的にステージやテレビ越しである。
(しかも二次元は突然の死、三次元はたまにフライデーや結婚という地雷が爆発する。)彼氏彼女と違い、嫌な面が見えづらく、適度な距離があるのがまた愛しやすいのだ。
結婚だ、フライデーだ、原作で彼女がデキてくっついただ、推しが戦いで死んだだ、二次元三次元それぞれ色んな事があっても、最後に行き着くところは皆同じ、
"推しが元気に生きてくれてたらそれで満足"
だと思う。いくら愛を拗らせていても、最後の最後、突き詰めたら恐らくその境地に達するのだ。ただし、最後の推しが戦い等で死んだ場合のショックと気持ちの行き先は計り知れないのだがw
愛で方、ときめき方が同じであれば、それゆえ語彙力も同じ方向性に向かうと思う。
「今時の子は凄い、やばいしか言わないよね」
などと言う人がいるけれど、ドキッとする(あっ)。
(ちなみに、やばいとか凄い、の使用頻度は現在のアラサー世代が絶好調らしいと聞いたがまさにそうだと思う)
でもオタクの語彙も突き詰めるとそんな感じになる。少なくとも私は。
ヤバい
凄い
萌える
可愛い
無理
辛い
しんどい
このあたりの単語があれば、ある程度成り立つくらいの語彙力。語彙力が無いとされるようなレパートリーだが、オタク同士ではこの単語だけで、重みはある程度伝わっていると思う。語彙力がなくても表現や言い方で度合いは伝わってる。
「しんどい」一つにしても、その時々によって、度合いが違う。
軽い「しんどい」の時もあれば、最高に萌えすぎて喜びを通り越して疲れた意味での「しんどい」、の時もある。
個人的にはしんどいより辛いを多用している気がするが。どっちの意味にしろ、可愛いすぎて、萌えすぎてしんどかったり辛かったりもするのだ。
推しはなんて罪なんだろう…我々はここまで彼らの一挙一動に振り回されているのだ。でも振り回されるの楽しい(ドM)。
推しが三次元だと、予想外のパターンのリアクションや出来事やコメントがあったりして、サプライズ感が高いと思う。二次元もある意味予想はできないけど、作者の方向性で安定はしていると思う。
余談だが、個人的に今まででショックが大きかったのは、鋼の錬金術師のジャン・ハボック(結構推してた)が足を負傷して大佐の側近から消えたのは結構心にキた。
え?まじで?もう大佐を補助するハボック見れないん?え?と放心した。当時リアルタイムで読んでいたのだが、そのへんからテンションが下がり積極的に読まなくなった思い出。推しが消えると読む気が失せるパターンの人で申し訳ない。リアルしんどいを体験した。
それゆえジャクリーンには禿げ上がるほど滾った。懐かしい…。
そんなわけで基本語彙力がない感じで萌え生きてるのだが、もうちょっと語彙力を増やして推しの素晴らしさを伝えたい気持ちもある。
そうすれば推しの良さへの表現のレパートリーが増えるし。語彙力高める検討をしよう。