私はSNSは向いてないと自負している。
テンションが低めだったり、体調の悪い時に知り合いの楽しそうな写真や出来事を見かけると、
たまに、私はなんてつまらない人間なんだろう、この人はこんなに楽しい日常を過ごしているというのに、私ときたら外にも出ず動画しか見てない(※オタクとしては充実する)…
というような、とてつもない絶望感や虚無感に襲われるのだ。
これがまた地味に引きずる。なぜなら、そのままのテンションでSNSを見続ければ、また他の人の楽しそうな発言を見ることになるからだ。下手すれば永遠にループ。これがいわゆる、SNSうつである。
電話や手紙でやりとりしていた時代にはない、現代病だが、症状を緩和するのは簡単だ。SNSと距離をとるのだ。そうすれば、自分一人の日常が戻ってきて、友達との距離はSNSからLINE程度まで遠のく。本当は、せめてメールくらいまで遠のくのが良いのだろうけど。
色々忙しく、あ〜一人旅で気楽にどっか行きてえなあ!という気持ちになることが多々あるのだが、そういう時は友人だろうが恋人だろうが、連絡が来ても返す気にあまりなれない。そしてLINEすら開かなくなる。LINEには既読がつく、という一見便利な、しかししぬほど厄介な機能があるから、なんとなく返信も焦り気味にさせられる。プライバシーはあるが、言うほど多くない感じがする。LINEはしてないんだ、という友人がいるが、今なら気持ちがわかる。
こじらせたある時、試しにSNSから距離を置いてみた。初めは癖になっているので、事あるごとに開きたくなる。
むしろ、気づいたら開いている。
なんて恐ろしい話だ。体験したことがある人も多いと思うが、いかに惰性で開いているのかがわかる行動だな、と思う。
食べ物だろうがなんだろうが同じ事だと思うが、初めはそれから離れるのが辛い。気づいたら開いているレベルだから、ハッ、起動しないことにしたんだった!と押してから気づくこともある。
しかし2日くらい経つと、SNSは定期的にログインしなくなり、のめり込むことは前に比べて少なくなった。同時にストレスも減った気がするし、私にはこの程度の距離が良かったのだ。
もちろん、SNSも使い方や付き合い方によっては良い面がある。
本来オフラインでそのまま生きていても出会うことは無かったであろう人と出会えるし、仲良くならなかったであろうタイプの人とも共通の趣味などで繋がり、仲良くなることができる。これは本当に凄いと思う。
隣の家の人とも出会えるし、地球の反対側のブラジルにいる人とだって簡単に交流が出来るのだから。人との付き合い方が広まる良いものであることは私も常々感じている。
だが、私のように、SNSに気づかぬうちに踊らされている人たちは一度SNSから離れた方がいい。踊らされていることに気づいてない人もたくさんいる感じがするけれど。
インスタもログアウト、ツイッターもログアウト。どんな物事でもそう、近づき過ぎるのはNG。一旦距離を取ると見えてくるものは必ずあるのだ。多分、少しすると、そのSNSに自分がいかに随分とのめり込み過ぎていたかがわかる。
しかも、SNSから離れると、オフの暮らしが近くなる。ネットをしてるとしても、自分の世界になる。
あと、SNSを弄らないと、時間が過ぎるのが遅くなる。これはネットをしていない前提であるけれど。そうすると、自分の過ごした時間に充実感が出やすくなって、プラスの働きにつながることが増える。
個人的には、SNSに張り付かない生活にしていると、プラスになる感覚を多く感じている。
必死に画面に張り付かず、SNSのない生活をしてみるのもいいもんです。ぜひともオススメしたい。