ネコのように暮らしたい

V6メインのジャニヲタアラサー女の日常や趣味のあれこれ。

推しグループが終わる

 

 

あの日は普段通りの平日だった。


私は夕方、一息つこうと、ラインを起動した。すると、メッセージの中に「大丈夫?」の文字が見えた。
何かと思って開いてみたら、そこにはV6が解散するという内容が書かれていた。
時が止まるということは、こういうことか。
頭の大多数はフリーズしていたけれど、ほんの一部稼働しているそこで、冷静にそう思った。

 


推しのグループが解散する。
まだ、コンサート一度しか行けてないよ。

 


解散という単語に、基本的に良いイメージは持ち合わせておらず、理由は結構ビビりながら探った。
揉めてこうなったのかと思ったが、6人居なければV6ではない、という結論から、彼らは解散を選んだらしい。
素直に嬉しかった。
どこまでが事実かは定かではないし、もちろん解散は悲しいが、理由でどうにか持ち堪えた。

 


ジャニーズでは、脱退が相次いでいたので、私はV6よりもまずKinKi Kidsを気にしていた。
前から解散説が幾度となく出ては消え、出ては消え…。
本人たちは、なんで?といったリアクションをしているが、ファン目線からすると、KinKi Kidsに不安定さを感じるのだと思う。
しかしその不安定さ、危うさが魅力でもあるわけだが。


逆に、不思議とKinKi Kidsほど、V6の解散説は気にしていなかった。
する可能性がないとはいえないけれど、まあ、しないだろう。
そんな感覚だった。
いろいろ乗り越えた末に家族のような振る舞いをしてくれていたからかもしれない。

 


同じグループ、同じメンバーでずっと続けることの難しさ。
ただ続けるだけ。簡単そうで、とても難しい。
終身雇用の時代は終わり、転職が当然の世の中になってきた。
私たちには転職という手があるのに、アイドルにないなんて、そんなのズルすぎる。
解散が選択出来る様になったのは、世の中も変わってきた証なのかもしれない。

 


今まで、応援していたグループが解散したことがないので、どこにどう気持ちを持って落ち着けば良いのかがわからない。
前に行ったコンサートも楽しかったし、いくつも舞台を観劇出来た。
観劇という体験が出来たのはV6のおかげだ。
コンサートでうちわを買って、ジャニーズらしい体験が出来たのもV6のおかげ。
いろんな初めてを体験させてくれた。
嬉しかった。


でも、もうすぐ。『V6』のメンバーではなく、『元V6』という説明になってしまう。


悲しい。


私は推しはいたとしても、いわゆる箱推しするタイプだ。
だから、その決められた箱の中で、活動して交流するメンバーが好きなのだ。
いずれも、グループに所属して、仕事の一環かもしれないけれど、メンバーで絡んでいてくれるところが好きなのだ。

 


今後、ファンクラブを続けるか、正直迷っている。
解散してからも、応援はしているけれど、活躍を喜ぶけれど、追いかけるまでは、もう出来ないかもしれない。
私の気持ちは、今後も続くかもしれないけれど、11月1日に置いていくかもしれない。

 


もう9月になってしまった。
暦の上では秋になった。
今年は、思ったより夏も厳しくなくて、秋らしい秋が来るんじゃないかと期待している。


ラストツアーが始まり、秋が深まる11月まであと少し。
メンバーと共に、V6の最期を見届けたい。